フェンウェイパークの奇跡 | 第51話
「 この球場が、3つ4つ 建てる事が出来るのか それは凄い 」と シゲは驚いた
餓狼と猛虎は ニガニガしい顔をして聞いている
<算盤<そろばん>を 懐に 忍ばせている忍者は 世界広しと云えど
この八兵衛以外は 居ないだろー> と 餓狼
< こいつは どうして いつも算盤をもっているんだ ? >と猛虎
「兄者 インセンティブ契約の方は どうなっているんです?」と八兵衛はシゲに聞く
「何だ それは」
「兄者 知らないんですか」
「知らん」
「兄者 しっかりして下さいよ 頼むよ」
と八兵衛は シゲの給料が 自分の給料のように感じて心配で 心配で仕方がない
「お前の給料じゃないだろう! 」と餓狼が八兵衛に云った
「お節介な野郎だ 」と猛虎が呟いた
「お前達は 何を怒っているんだ おいらは兄者の事を思って云ってるんだ」
「じゃあー聞くが ここメジャーリーグで大活躍して おまけに呪いを解いた暁には
どれだけ べらぼーな報酬になるのか云ってみろ」と八兵衛は 二人を睨んで云った
餓狼と猛虎は 口ごもってしまう
「どうした わからないのか さっきの威勢は どこへ行ったんだ 」
と八兵衛は勝ち誇る
「 まぁまぁ 八兵衛 そう追い詰めるな 」
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