フェンウェイパークの奇跡 | 第71話

2023年1月19日

3回の表、

 

ウェインは7番〇〇〇をサードゴロ、8番〇〇〇をファーストフライに打ち取る。

 

簡単に2死を取り続く9番〇〇〇の時に思わぬ事故が起こった。

 

9番〇〇〇は ウェイクの初球をサード後方に浅いフライを打ち上げた。

 

誰もがこの回も何事もなく終わると思った。

 

しかしサード・リンは 3・4歩後ろに下がり グラブを差し出しボールを捕球した

その瞬間

 

ショートから回り込んできたミッキーと激突、2人は抱き合うようにして倒れた。

 

3塁・塁審は、リンのグラブの中のボールを確かめアウトを宣告した。

 

「イテテテテッ … リン悪い。

何せ今日は開幕戦だから、 気合入っちゃって…… スマン。」

 

ミッキーは リンの背中をグラブで軽く押した。

 

「おい ! リンどうした !」リンがまったく反応しない

 

「お-い、担架 ! 担架 !」

 

ミッキーは ベンチに向かって大声で叫んだ。

 

異変に気づいたチームメイト達が リンとミッキーの回りに集まりだした。

 

チームドクターが走って来て診察した。

 

「大丈夫、軽い脳震盪だ」と云ってリンを担架に乗せて医務室に向かった。

 

ウェイクは 担架に乗せられ運ばれて行くリンの胸に手をあて

「ありがとう」と小さくつぶやいた。

 

3回裏

 

レッドソックス達が ベンチに帰ってくると マーチンは大声を張り上げた。

 

「ウェインが こんなに頑張っているのに お前達は一体何をしている!

 

この回は どんな事をしても塁に出ろ! いいか! 分かったな、

 

ボールを怖がるな 当っていけ ! 」

 

<あの監督ひでぇ―事言いやがる > ミッキーとピートは顔を見合わせる。

 

ウェインは笑っている。

 

REDSOxの攻撃は 7番〇〇〇から

 

〇〇〇は 初球からバントの構えをみせ3度バントを試みるが失敗

 

○〇〇〇は、バットをグランドに叩きつけた。

 

FENwayparkにため息がこだまする。

 

8番〇〇〇も バントの構えから必死にボールに食らいつく

 

しかし初球、2球目と 何とかバットに当てるが前に飛ばない。

 

3球目

 

ビックバードが投げた渾身のスライダーにあえなくバットは空を切った。

 

< B・Bの調子を考えれば、

 

連打を期待するのは無理だな、ここは足で引っかき回すほうが……>

 

マーチンは ベンチから出て球審に選手の交代を告げた。