フェンウェイパークの奇跡 | 第70話

2023年1月19日

1回裏

 

REDSOxの攻撃がはじまった。そしてマーチンの不安が ものの見事に的中した。

 

1番 ミッキーがぎこちない足取りで打席に向かう。

 

その後ろ姿を見てマーチンはつぶやいた。

 

< これはダメだ… >

 

連日の忍者フィーバーからくるプレッシャーなのか、

ミッキーは落ち着きなく打席で構える。

 

球審のプレイーボールの声を聞いた途端. 緊張は極限にまで達した。

 

ミッキーは、いつもとは違う構えで、まるでバットにしがみついている。

 

ビックバードは それを見逃さなかった。

 

ビッグバードは舌なめずりをして 第1球を投げた。

 

キャッチボールに毛のはえた様な 山なりの速球がド真ん中に決まり「ストライク」。

 

2球目も同じような投球が決まり「2ストライク」

 

“ くそっ! なめやがって " ミッキーは 目をむいてビックバードを睨む。

 

ビックバード< B・B>は マウンド上から 涼しい顔をしてミッキーを笑っている。

 

そしてビッグバードは、ワインドアップから3球目を投げた。

 

今度は一転して 唸りを上げた剛速球が またしてもド真ん中に決まった。

 

「ストライクバッターアウト」呆然と見送るミッキーは その場に立ち尽くす。

 

そして球審に促され 恥ずかしそうにベンチへ帰っていった。

 

2番ピートも3球3振。

 

3番カウボーイは、フルカウントまで粘るが

 

最後は150kmのスライダーで空振り3振に斬って取られた。

 

ビックバード< B・B>は

ウェインに負けじと 3者連続3振と素晴らしい立ち上がりを見せた。

 

「兄者は 一体何をしてるんだー、

 

その後 両投手は1歩も譲らず3回まで進む。